4. 学校カウンセラーとの面談
暗中模索
6月に入ってからも彼女はずっとつらそうでした。仕事をしている私と娘の学校後ファーストコンタクトである学童お迎え時はイライラしているか ぐったりしているか、の毎日でした。
学校での様子もおいそれとは話してくれず、なんとか聞き出してみるも、おおお…な内容。
- 連絡帳(明日の予定、持ち物)を書かない、給食袋を持ち帰らない
- お友達への暴言→先生とお話タイム
- 図書館への移動中に座り込んで読書、遅れて参加→先生とお話タイム
- 学校が楽しくはない。場所の移動が多いこと、次から次にやることがあることがつらい
彼女の持ち帰る話にダメージ受け、早急に解決だ!と改善するよう働きかけるも、事態が好転する兆しすら見えず。私の心は千々に乱れていました。
私の前ではさほど問題がないのに学校では何故…、なんで結果が出ないのか…、私のやり方が悪いのか…、学校に迷惑をかけている どうにかせねば…、や 先生細かすぎ問題なのでは?、保育園と小学校はやはり違うのだ 保育園はよかったなぁ、等々。自分を責めたり、他者のせいにしたり。
とにかく考えた
私は問題が起きたら、即時解決したいタイプ かつ 知識を得たいタイプのなのだとわかりました。そして思考を通したいタイプなのだとも。
- 小学校ってなぜ行くの?
彼女の話を聞いていると、そうだよね学校って楽しくないよね と思ってしまう、私。そこで周囲の大人たちにも小学校を楽しいと思ったエピソードは?と調査しました。
- 学校ってストレスなんだよねぇ、私も楽しいエピソードがない。
- そういや、ない。
- 友達に会いに行くのが楽しかった。
やはり楽しいだけじゃないのが学校。彼女と気の合う人や楽しいことだけでなく、色々な人がいる中で努力をし切磋琢磨し、力をつけてほしい。それが私が娘を小学校に通わせたい理由でした。
- 娘は定型発達ではない?
彼女は定型発達ではないが故に問題行動があり、現時点でなんらかの対応をせねばならない状況なのではと気付きました。周囲の反応は、ママ友:気にしすぎだよ〜、家人・妹:あーやはりそうかもね、でした。
診断・療育を受けられるならそれに越したことはないし、療育は必要なしとの判断ならそれはそれで と本件進めてみようとしたものの、その相談ルートがわからない。
- 構音障害はかかりつけ医の指摘からスタートだったので、今回も①かかりつけの小児科を受診→②専門医の紹介状?
- 区のHPで“発育・発達やいじめ・不登校など子どもに関する総合相談”の記載を発見!①担任の先生にヒアリング&区に相談する旨伝える→②ここに電話?
- 小学校からの配布物に“学校カウンセラー来校日”と記載あり。これかも!
担任の先生に学校カウンセラーさんと相談したい旨ご連絡し、6月下旬に面談させて頂くことになりました。
- 知識を得たい
学校生活のストレスが原因であれ発達障害が原因であれ、相手方のある“暴言”は即時改善しなければなりません。なにか情報はないか…私は図書館に行き、目に付くものをじゃんじゃん借りじゃんじゃん読みました。
これは興味深く読み進むことができ、実践的でとてもに役に立ちました。ものすごく苦しかったけど。傾聴を心がけると彼女の扉が開く感じがあり、成果を感じた本でした。
怒りをコントロールできない子の理解と援助―教師と親のかかわり
- 作者: 大河原美以
- 出版社/メーカー: 金子書房
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: 単行本
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あとはアンガーマネージメントやSSTの関連本を読みました。
学校カウンセラーと面談
学校カウンセラーさんは、小学校所属ではなく区の職員、いくつかの小学校を担当に持ち巡回支援している、面談は単発でも継続的にも個別の案件に合わせて、とのこと。なるほど、何者かわかり一安心しました。そこで次の2点を伺ってみました。
- 彼女の問題行動によるクラスへの悪影響や担任の先生の困り具合はどのレベルなのか
- 彼女の問題行動は彼女の性質に起因するものか はたまた“小学校というもの”“小学校の先生というもの”に起因するものなのか
回答は↓とのこと。
- 担任の先生とお話ししてみては
- クラスでの様子を見てみたところ、マイペースであるのは確か。構音障害の訓練をした際の見立てがそうなのであれば発達障害ではないのであろう。また担任の先生はいい方であり、これ以上の対応をクラスで行うことはできない。彼女自身に問題が全くないわけではないので、家庭でより愛情をかけてみては
私からは↓とお話ししました。
「小学校がそういうところということであれば 引き続き、彼女が受け入れる・慣れるよう家庭で働きかけます。ただ、発達障害についてはこれまでの成長の中でも疑わしいな と思うことはあったものの、私も夫も個性として好意的に受け止めてきたし、保育園でも先生方がうまくやってくださっていたのか問題視されてはいなかったようでした。今すぐではないかもしれませんが必要になった際に動けるように、その場合、今後どのように進むのかを知りたいです。」
まぁ様子見しましょう〜、いざそうなったら〜と面談終了な風情が漂ってきたので、未診断だが傾向強めの夫の具体例をいくつかぶっ込むと、あ これは…と思ってくださったのか、その後の流れを教えてくださいました。
あとで探すと、インターネット上に教員委員会での教育相談のページはありました。が、内容が薄くそこからこれを読み取ることはできないかな…。しかも、果たしてどんな検索キーワードならたどり着けるのかな。あえて情報をクローズドにしているのかな〜。どういう理由があってなんだろう?
夫の反応
これまでも夫に娘の状況の共有はしており、私には不可解な娘の言動を彼が言語化してくれるので、心強い!役に立つ!と思っていました。
教育委員会の教育相談の申込の是非を相談したところ「彼女はそれをしてもさほど改善されないだろう」という反応だったので、申込は保留することに。
私はこれまでの人生の様々な問題に対しても行動が早く、ぱっぱと解決を急ぐので、結果“様子をみましょう”でよかったのでは〜なことが多々ありまして。さすがに今回は慎重に行動しようかと。
それにこれは娘のこと。私はいわゆる やって後悔/やらないで後悔 話で、後者に耐えられない性質なのですが、娘や夫はどうなのか。娘は夫と性質が似ているので、彼の意見を尊重しました。
夫としては↓が良かろうと。
- 見守る&変化に気付く
- 学校からの指摘は受け流す
や、そりゃそうだろうけど!受け流すなんて〜ハードル高いわぁ、、
まぁでも私を一方的に否定することはなく、相談に乗ってくれる夫には感謝です。(ね、彼女の育児、始めてみたら面白いもんだね!)